大庭和佳子(おおばわかこ)
1967年 山口県防府市生まれ。
共働き家庭であったため、明治生まれで師範学校を経て教師となった祖母の影響を受けながら育つ。この頃から、結婚して女性も仕事を持ち、自立した人生を送りたいと考えるようになる。
山口県立防府高等学校を卒業後、静岡県立大学へ進学。卒業後、日立グループ会社へ入社し、念願の東京進出を果たす。
25歳で結婚し、別会社に勤める夫の転勤に合わせて、東京から中部支店(名古屋)へ転勤、2回の出産、育児休暇を取得するも、夫の東京転勤を機に退社。
家庭と仕事と子育ての両立に悩み、子育ては仕事以上の唯一無二の仕事だと思うようになる。
30歳で二児の母専業主婦になり、はじめて育児書を読み漁る。
井深大、シュタイナー、モンテッソーリ、スズキメソッド、公文式など様々な本を読むにつれ、どの教育法にも同じような真理が書かれていることに気付く。
それは、「子どもの能力は生まれつきではない。」
親の能力に関係なく、育て方によって環境によって、子どもは素晴らしい人間に育つ。
なんと夢のある言葉だろう!と一念発起「どの子も育つ!育て方ひとつ」を座右の銘に、子育てのために生きることを決意する。
自立した人間に育てるために、衣食住すべてを考え、手探りで実践を重ねる。
スズキメソッドを理解するため、バイオリンも習わせ始める。
第3子が生まれ、3人の子ども達が小学生になった2006年、夫のドイツ駐在に伴い、家族5人で渡独、翌年第4子をドイツで出産、夫と私と兄姉妹弟の6人家族となる。
ドイツでの子育ては、日本の常識が世界の常識ではないことを知り、枠にとらわれない価値観を持つことに繋がった。
またドイツで子ども達が公文式を始め、「世界のKUMON」であることも体験。
ドイツに暮らす強みを活かして、クラッシックバレエやピアノ教育にも力を入れた。
ドイツでは音楽や芸術が生活の一部であり身近なもの。歴史が日本とは違いすぎて、あのクラシカルな雰囲気は今も忘れ難い。
ドイツは第二の故郷である。
帰国後、4人の子育て経験をキャリアに、2014年47歳で公文式指導者となり、横浜の自宅で教室を開設する。
わずか10数名の生徒で始まり、開設7年で2教室200余名の生徒が在籍する教室へ拡大。
スタッフ12名と共に「自学自習」の精神を身につけながら、早期に自立して学習する子どもの育成を目指す。
0歳からの乳幼児教育にも力を入れており、一人でも多くのお子さまの能力開発を実現し、賢い子を育て、日本のため世界の人々のために働く人間を育てたい。