「質」か「量」か

 学習塾経営をして、3,000組以上の保護者様と関わって見えてくるものがあります。


以前は、
母親は過程にフォーカスする方が多く
父親は結果がすべて。

これは、男性が常に会社で結果を求められ続けるからだと解釈しています。
ただ、女性の社会進出が当たり前になり、タイパ、コスパ重視の昨今、両親とも結果偏重に変わっていくようにも感じます。

ですが、子育てにおいて、いきなり結果は出ません。
成長戦略を描いても、かなり長いスパンが必要です。
人間の成長は、どんなに時代が変わっても、変えられない。ゲームやアプリとは違います。

浅はかなネット情報で、効率よく上手くやったつもりでも、後で大きなしっぺ返しが待っているかもしれません。

人間を育てるということは、手間と時間がかかるのです。そして、その結果は、その子が死ぬ時でしか検証できないということではないでしょうか。良い人生であったかどうかなんて、途中ではわかりませんから。

手間をかけたら、かけただけの素養がその子に備わります。親にとって便利なことは、大抵子どものためにはならないようにも感じます。

長い過程があって、その先に結果がついてくるのです。
若いご夫婦には、そのことをご理解いただきたいです。

短期間で都合よく、質の高い子育ては極めて難しい…相反します。

学習も然りで、勉強が足りない人は、まずは沢山の量をやることが第一関門です。沢山やった上で、質の高い効率的なやり方を、自分なりに編み出せるのではないかと思います。

子育てにおいても
仕事においても
勉強においても
初心者が、いきなり質や結果を求めてもムリです。

「質」を語りたければ、まず「量」。

なりふり構わず、やれることを全部やって、努力して、試行錯誤して、悩んで、とにかく必死でがんばってみましょう。

その先にだけ、明るい未来が待っています✨

 

 

 

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