公文式日限山3丁目教室と汐見台教室では、5月当初よりzoomやline@を利用した、在宅型公文式学習に取り組んできました。
今回のブログでは、オンライン型公文とはどのようなものなのか?また、そのメリットデメリット、どのようなお子様が向いているかなどについてお話しします。
オンライン型公文では、教室での学習の代わりにZOOMを立ち上げ、画面上でみんなで肩を並べて学習します。時間予約制で先生と一対一でZOOMをしている教室もありますが、当教室は好きな時間にZOOM教室に入るという形を取りました。
問題なく勉強が進んでいる時には、ミュートにして黙々と学習。質問や英語・国語の音読確認や丸付けの時は手をあげて先生と話します。
宿題の提出は近所の方はお届け頂き、遠方の方には送っていただきます。家庭学習中にわからないことがあった時にはラインで質問できます。
オンライン学習のメリットは、なんと言っても自宅で学習できることでしょう。教室では感染リスクを下げるために音読確認の回数を減らしていますが、ZOOMの画面越しならば心おきなく音読することができます。
また、周囲を気にせず学習できるのも良い点です。教室ではどうしても混んでくればざわつきますし、時間を気にせずに何時間も学習ができるわけではありません。その点、ZOOMでしたら自分のパソコンの音量を小さくすれば周囲の音も、混雑も関係なしです。
友達と示し合わせて同じ時間にZOOMに入れば、一緒に学習している感じがして良いものです。
さらに、家庭ではスマホやゲームなど誘惑が多いですが、ZOOMの前ではどのお子様も公文以外はできませんから、否応なく集中できます。
では、オンライン学習のデメリットはどんなことでしょうか? まず、先生のエネルギーが届きにくいと言う点が挙げられます。
宿題をやってこない子、お口ばかりが動いてなかなか学習が始まらない子、プリントを上手く捌けず机の上が乱れて学習どころではない子などなど、学習習慣がしっかりと身についていない子には、先生の暖かくも厳しい叱咤が必要なのですが、それがZOOM越しには伝わりにくいのです。
また、宿題のこまめな採点ができない点も挙げられます。郵送ですと週に二回提出と言うわけにはいきませんし、こまめに提出していただいても、zoom学習時点では直すべき採点済みの宿題は教室にあるために、宿題のお直しはどうしても教室学習者よりも遅くなります。
以上を踏まえて、オンライン学習に向いているのは、
・学習習慣が身についているお子様
・家庭採点ができるご家庭(できれば)
ということになります。
今後は、デメリットを徐々に解消し、教室でもオンラインでも充実した学びを提供できるように工夫を重ねて行きたいと思います。