Q3 公文をはじめて15分もしないで「終わった〜〜。」という。あなたならどうする?
- そもそも毎日どのくらい勉強しているのか知らない
- 「早く終わったわね〜。集中できたみたいだね。」と褒める。
- もっとできそうなことを先生に伝え、プリントを増やすか、もう少し速くすすめるか相談する。
子どもを賢い方向に導けるのは……
3です。
公文を初めてまだ日が浅い人や、ごく小さい幼児なら15分で「偉かったね!」となりますが、いつまでも15分だけでは目覚ましく賢くはならないわけです。
勉強の習慣化ができたら第一ステップはクリア。第二ステップは集中時間を伸ばすこと。集中して15分学べるようになったら、20分集中できるようにする。20分集中できたら30分・・・・・・そうして徐々に集中状態の学習時間を伸ばせるように励まし・促し・見守ってあげてください。
子どもだけでは自分の集中時間を延ばすことは難しい。そこには家族の目が必要です。頑張った時には褒めてくれる、手を抜いた時には叱ってくれる、そういう人がいるから頑張ろうと思うのです。それができるのは家族だけ。そう、あなただけ。
その上で、公文の指導者をうまく活用していただきたいと思っています。指導者には家庭学習で余力があるのかないのかはわかりにくいのです。子ども自身の性格もありますが、ご家庭のご要望もあります。どのくらい勉強させたいのか、どのくらいまでの負荷ならば大丈夫なのか? 保護者と指導者が密に連携すると、微調整をしながら進めることが出来ます。
保護者のご要望がわからない場合、辛そうだからしばらくのつもりで宿題は一日3枚にしたけれども、もう3ヶ月も3枚のままということはざらにあります。これは子ども自身が楽な方を選んでしまうからです。そして指導者も3枚がいいという子に対して5枚出すのはハイリスクなのでずっと3枚が続いてしまいます。
この時に、保護者が子どもの学習をよくみている場合、「最近家ではスラスラ楽に説いているので、もっとできます。プリントを増やしてください」とご要望を頂ければ「3枚がいい」という子に対して「お母さんは5枚にして欲しいって言ってるよ。先生も今のあなたなら5枚できると思うよ。」と後押しすることができるのです。
こうした小さな積み重ねが数年で相当大きな差になります。小さな積み重ねで賢い子が育てられるように、まずはお子さんの学習の様子をよく観察してみましょう。そして、お気軽にご相談くださいませ。