公文は週2回教室に通うシステムになっています。教室では家でやってきた宿題のお直しをしてから、その日のプリントをこなします。つまり、家で宿題をやってくるのが公文式。ネットで苦悶式だと揶揄されるのは、家庭学習が苦悶だと感じる人が多いからでしょう。
しかし、宿題を出している側の立場で言わせていただくと、苦悶になるほどは出していないわけです。ポリシーは「ちょうどの学習」なのです。無理のない難しさ、無理のない分量。そのちょうどのはずの宿題を「できませんでした」と言ってくる子は、実は少なくないのです。
どうしてできないか?
答えは
「毎日やっていないから」これにつきます。
1日5枚のプリントを二教科、木曜日に持って帰ってきた。金曜土曜と塩漬けした。日曜日、晩御飯の片づけを終えテレビの前で母がつぶやく。「そういえば公文の宿題やった?」「あ……。うん……。やったよ」
だって、「イッテQ」を見ているのです。中岡ががんばっているのです。みやぞんが面白いのです。それを家族みんなで見ているのです。「実はやってない」なんて言えるでしょうか。
月曜日の朝と、教室に行く前に必死でこなす。
雑だけど・・・。
e-pencil全然聞いてないけど・・・。
実は真ん中の一枚はやってないけど・・・。
なんとか二日分は終わった。
体裁だけは、恥ずかしくない程度に整った。
想像するに、大体こんな感じです。
こうなる前に、こうなってしまっていても、ぜひ「毎日勉強する習慣」をつけてあげてください。お箸の持ち方を教えたように、「毎日同じ時間に勉強する」やり方を見せてあげてください。ごはんの前におやつを食べてはダメだと叱ったように、宿題をしていない時には厳しく諭して下さい。初めてトイレでおしっこできた時のように、毎日宿題ができたらほめてあげてください。
毎日学習する習慣がつけられるように応援しています。