ダイエットをしようと思ってスポーツクラブに入会してみたけれど、実際に通ったのは最初の一か月だけ・・・。英語の勉強をしようと本を買ったけれど、いまでは本棚でほこりをかぶっている・・・。このような、お金を払っただけで満足してしまった経験の一つや二つはだれにでもあると思います。
公文も同じ。わが子に賢くなってほしいから、入会届を出した。バックももらった。子どもはがんばると言っている。でも、数か月後、なんだか賢くなっている気がしない・・・。
お気づきですね。お金を出しただけは賢くならない。運動習慣と正しい食習慣がないと痩せないように、学習習慣がなければ賢くならないのです。言われなくても自ら進んで勉強をやる子などというのは、幻なのです。少なくとも、今目の前にいる自分によく似た我が子は、言われなければ勉強しないのです。
もったいないと思いませんか。言われればやるのです。認められればがんばるのです。「勉強やったの?」ではなく「勉強しよう!」に変えましょう。わが子が学習しているのを見届けましょう。そばにいて、一緒に勉強してみましょう。「お、がんばってるね。」「毎日やってて偉いね。」「へ~こんな難しいのやってるんだ。」「わ~。100点のプリントたくさんあるね。」ほめボキャブラリーを増やしましょう。わが子の学習にアンテナを張り、よくよく観察して、認めましょう。ほめましょう。
今度こそは、我が子にこそは、お金を払っただけで満足しないために。